時間をかけずに、キレイになる!
時間を有効活用したい方の味方!ホワイトラボの白石です。
さて今日は原料にまつわるお話です。
早速ですが研究員の皆様、化粧品の成分って同一のものでも何社さんか扱ってますよね?
今回は、“ステアルトリモニウムクロリド”
超大手どころなど色々なメーカーさんから原料発売されていますが、
何が違うんでしょうか?
違いを試されたことありますか?
試したことなかったら、
“今すぐ試すべし!!”です。
なぜ試すべきなのか…それではお話の始まりです。
私は、新商品で“風合いめっちゃいいよ!”と言われるトリートメントが発売されたり耳にしたら、
その商品の乳化状態や乳化方法を研究するために、
まずは全成分から処方を真似しまていました。
私は、前の前の会社に居たときに、“A社のステアルトリモニウムクロリド”を使用していましたが、
この成分を主として使われていそうなトリートメントなら
大体近しいモノが作れていました。
しかし前の会社では“B社のステアルトリモニウムクロリド”を使っていたのですが、
トリートメントのイミテーションのがうまくできませんでした。
“配合量”に問題があったのでは・・・と言われるかもしれませんが、
経験的にそこは自信があります!
今まで、イミテーションでつまずくことはほとんどなかったので、
何が違うのかとても迷いましたが、ここまで違うとなると、
使ってる活性剤が問題じゃないのかなと思いました。
善は急げ!で思い切って活性剤をA社のものに変えると………
なんとそれだけで近しいイミテーションができました笑
そんなこと当たり前!と怒られるかもしれませんが、
こんなに“物性”が違うとは思いませんでした。
ニオイや精製度がちょっと違うだけだと思ってました…
具体的な違いですが、
B社のものは、すすぎ時にサッパリしてすすぎが早い!のですが、
A社のものは、すすぎ時に独特のヌメリ感(俗に言うすすぎ時のしっとり感)が出る!
ようになりました。
単体で触るだけでも違いを感じられます。
使用シーンに合わせて必要な機能って違うのでとても勉強になりました。
これはシリコーンや、ポリオール、高級アルコール、すべての原料に共通しています。
もし、うまくいかないな…と思うときは、原因原料を突き止めて、
違うメーカーのものを試してみてください!
意外にうまくいくこと、たくさんあるかもしれませんよ!!
各社で使ってる
よく使う成分の原料メーカーは、会社の都合上、固定されているものが多い
ので、違うメーカー品を使うのは難しいのは重々承知しておりますが…
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