『乾燥肌・肌荒れに絶大な効果』
をもたらしてくれる、皮膚科で処方してもらえる医薬品といえば、
『ヒルドイド(ヘパリン類似物質)』
ですが、乾燥に困ってないヒトでも安く手に入れようとする人が多く、社会問題化しました。
そのことと関連性があるのか定かではありませんが、
化粧品にも配合できる「ヘパリン類似物質」が発売されました。それが、
『スイゼンジノリ多糖体(サクラン)』
です。
この “スイゼンジノリ多糖体” は、ヒアルロン酸に似ているのですが、
ヒアルロン酸と決定的な違いが2つあります。
1つ目: ”分子量がとても大きい” こと。
2つ目: “分子内に硫酸基” を持っていること。
です。この2つの特徴が発揮されることで、
『乾燥肌・肌荒れを改善』
すると考えられています。
それでは、まず1つ目、スイゼンジノリ多糖体(サクラン)の分子量が大きいことに関してですが、
「スイゼンジノリ多糖体(サクラン)」はヒアルロン酸と同じように、
皮膚表面に「うるおい皮膜」を張りますが、この皮膜なんと
『ヒアルロン酸皮膜の2倍の保湿力』
が確認されています。
ヒアルロン酸は “点”で 皮膚を覆いますが、サクランは “面” で皮膚を覆い尽くします。
そのため、「水分の蒸散防止」と「アレルゲンなどの外部刺激カット」が同時に可能となり
『お肌と水分が強く結びつきやすい状態を長時間維持』
できるので、お肌の乾燥を防いでくれます。
そして2つ目ですが、スイゼンジノリ多糖体(サクラン)の皮膜はただのうるおい皮膜ではありません。
先に述べたように、サクランには硫酸基が組み込まれています。
この独特の構造により、
ヒスタミンの遊離に関与するヒアルロニダーゼや、
炎症発生に関与するたんぱく分解酵素の活性を阻害するのと同時に、
フィブリノーゲンの作用を抑えることで、血流とリンパの流れをよくし
『お肌の炎症、肌荒れを改善』
できる成分です。
実際、図のようなサクラン0.02%(固形分)水溶液はアトピー性皮膚炎の症状を緩和したというデータも
高知大学で取得されています。
とても夢と希望のある化粧品原料です。
2,まとめ
サクランはスイゼンジノリ多糖体は、
『ポスト ヒルドイド』
とまで言われている、保湿力No.1の座を腰眈々と狙ってる原料だそうです。
保湿が足りないな…とお悩みの方にオススメの成分です!
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